[コメント] 真昼の暗黒(1956/日)
蛮性の圧によって人々から有能さを絞り出すのは暴走する無能力である。能力の滅ぶさまをストレスフルにするのは成立寸前の恋である。無能力のアクティヴさはよりによって愛人の目前で駐在(下元勉)に偽証の圧をかけ、究極の抽象物たる正義の抽出にかかる。
無能力の憎悪と肉親の情は互いを参照し合い、判決の顛末を赤裸々にしすぎてかえって胃を締めつける。
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