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[コメント] 黒い雨(1989/日)
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★4今村が何故に固執した性への言及を廃し聖処女とでも言うべき被爆女性を描いたのかへの答は見出だせない。松竹初期に大島と共闘した石堂川又の起用も意外性のみだが、静謐な哀しみを纏ったスーちゃんが言い尽くせない思いを代弁する。 (けにろん)[投票(4)]
★4原爆体験という共通の体験が、人と人とを結びつける。単に原爆の悲劇でない、 喜劇をも描ききったところに、この作品の普遍性が存在している。 [review] (ちわわ)[投票(3)]
★4戦争は既に終わり、希望を詠う歌が街にはあふれているのに、田中好子の脳内の時計は止まっている。忌むべき日の残滓は否応なしに隣人を蝕み、フィクショナルなほどの死の連続がやり切れない螺旋を描いて彼女に纏わりつく。 [review] (水那岐)[投票(3)]
★4灼熱の地獄をくぐり抜けた者にのみ、死への時限装置が埋め込まれるという矛盾。被爆者たちの静かな生活は、先に逝った者たちへの哀悼と残された時間への謝意のようにもみえる。声高に“哀れ”を叫ばぬぶん、沁みるように悲しみが伝わる。 (ぽんしゅう)[投票(3)]
★4今やその恐怖は疑いの余地がない故、これから被爆しようという彼らが黒い雨を墨汁が降ってきた程度の感覚で受け止めるシーンに、なおさら慄然とする。「正義の戦争より不正義の平和の方が遙かにましだ。」いくら使い古されようと、この理念だけは黴びさすまい。 (kiona)[投票(3)]
★5悲劇を喜劇の手法で綴って、全く笑えないイマムラ流「重喜劇」がついに完成している。贅沢なモノクロが素晴らしく、武満も箆棒にいい。アメリカでかけ続けてほしい秀作。 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
★3全体の雰囲気と被爆の絵ずらがあってない気がしつつ、お色気シーンが幾分かあって救い、、でもなかった。ひねり利いてる。 (モノリス砥石)[投票(2)]
★4みんなのコメントを拝見すると、今村作品という事を期待し過ぎているような気がする。この作品は評価するしない以前の絶対的普遍性を持つ映画である。とすると、やっぱりどうして今村昌平監督なの?と、わたしもなってしまうなぁ。言ってる事が矛盾してしまった!レビューはおまけです。 [review] (takud-osaka)[投票(2)]
★3なんだか、うさんくさい白黒だった。 (ゆーこ and One thing)[投票(2)]
★2批難を恐れずに言うと、もっと主人公の内面に入り込む絵作りが必要だったのではないか。 [review] (G31)[投票(2)]
★3なんでこんな作品が(賞とかの)評価高いの?潰れろ、日本アカデミー賞。 [review] (バーボンボンバー)[投票(2)]
★3時計の針を、平成元年から逆回転させるかのような、白黒の画面。焦土と化した広島の陰惨な情景に耐えかねたように黒一色に染められた画面は、同時に、黒い雨に染められたようにも見える。 [review] (煽尼采)[投票(1)]
★4「抑止力としての核」とか「戦争を終わらせるために仕方なかった核の使用」とかいう人に核兵器の真実を伝えるには、やはりこの映画のように丹念にその残酷さを描写する事が有効だと思う。写真や統計では見えてこないものも伝える必要はあると思う。 (カレルレン)[投票(1)]
★3人間を徹底的に見詰めることで、人間しか見ないことで、その生きた時代や社会を認識、批評しようと試みて来た、増村と並ぶ偉才今村が、こんなストレートな告発映画撮っちゃぁ明かに退歩だと思う。田中好子の描写は的確だが余計なもの(=石堂淑朗)が多過ぎるのだ。 (町田)[投票(1)]
★4核兵器の惨禍が二度とこの地球に起こらないことを願うばかりだが、昨今の世界の情勢は核保有国が増える一方であり、一超大国の戦争モードは止まるところを知らずであり、この先どうなる事やら・・・ [review] (RED DANCER)[投票(1)]
★3「はだしのゲン」よりもこっちのが人生に近い。緩慢で確実な絶望、緩慢で確実な死。いずれみんなこうなる。とはいえ、他人からそれを与えられるとなると、話は別だ。俺は忘れないぞ。 (オノエル)[投票(1)]
★3悲劇としてはあまりに正統派という気も…精神薄弱の青年が良かった。 (りかちゅ)[投票(1)]
★5登場人物が画面に出てはそのつど死んでしまう。それも、時代劇で人がばったばったと殺されるように。最初は沈痛だが、そのうち漫画チックになる。そこが、今村のダイナミズムなんでしょう。原爆の指先が溶けてるシーンだけは合点が行かない。 (セント)[投票(1)]
★3まさに「重喜劇」。髪の毛の抜け落ちるシーンは海外で大反響を呼んだそうだが、さもありなんだ。 (ガブリエルアン・カットグラ)[投票(1)]
★3この手の映画はすべて両親によって網羅させられた。かなり過酷な子ども時代だったと思う。 (はしぼそがらす)[投票(1)]
★4素人のスーちゃんではなく、やはり役者北村和夫が一番印象に残る。彼の代表作と言っていいだろう。本作は、今村のあのねっとりとぎらつく感じが、井伏に遠慮したのか、少なくて私には良かった。 (KEI)[投票]
★4北村和夫三木のり平小沢昭一。うまいよなぁ〜。 (ぱちーの)[投票]
★2結局、彼女の内心がわからなかった。 (あちこ)[投票]
★4静かに静かに「死」が近づいてくる様は観ていて恐ろしかった。まさに空から落ちてくる「黒い雨」を強調するためにも白黒画面で良かった。 (タモリ)[投票]
★3直球勝負、あまりにもどストレート。 [review] (ころ阿弥)[投票]
★4小学校の体育館で観た数ある映画の中で、一番印象深く、ちっちゃい頭で戦争について考えた映画。 (マリー)[投票]
★4面白かったけどなぁ。スーちゃんも良かったし。 (直人)[投票]
★3黒い雨の降ってくる場面が未だに忘れられない。子供心に核兵器の恐ろしさを知らされた。 (紅麗)[投票]
★3井伏鱒二の原作じたいが、医師の日記のパクリで…。映画にはカンケイないですね。戦争はイヤだ! (カフカのすあま)[投票]
★2う〜ん、きらい。何が?って…色が。 (ピロちゃんきゅ〜)[投票]
★3川又昂の撮影だけが救いでした。どうも、今村映画には品を感じないなあ、川島雄三はどう思ってるのかなあ、、、、 (動物園のクマ)[投票]
★3淀川長治さんはこれをボロカスに評していたけど、今村昌平作品としては確かにまともすぎ。もっと原作の解釈を壊しても良かったのではないか。 (chokobo)[投票]
★4ちっちゃい時に見た。こわい。そんなイメージ。 (YUKA)[投票]
★3黒い雨が降ってくるシーンが異常に目に焼き付いている。 (バタピー)[投票]