[コメント] 陽のあたる教室(1995/米)
人生は、エピソードの積み重ね。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
一つ一つのエピソードの組み合わせで、ホランド先生の生涯を追っていくというストーリー展開なので、連ドラ感覚のような味わい。エピソードの繋がりがぎこちない時があったのが残念だった。
けれど、個々のエピソードは、先の展開が読めるにもかかわらず、心に染みてくる。
特に好きなのは、ラス(テレンス・ハワード)のエピソード。リズム音痴だったラスが、堂々とマーチングしているシーンでは、涙が止まらなかった。彼のお父さんがこれまた、いい表情をするんだよねぇ。 「俺の自慢の息子だぞ」というたった一言で、この家族の愛を感じさせ、ラスの素直さの原点を現している。
校長役のオリンピア・デュカキスがここでもいい味を出している。コンパスをプレゼントするシーンは、私の中に大きく響いた。
「教師に必用なのは2つ。一つは知識を与える事。もっと大切なのは、生徒にその知識を生かす柔軟な方向性(コンパス)を示してやる事だ」
この台詞、本当に好きで仕方がない!!
歌手志望の女の子の行く末が気になる事はなるんだけれど、女としてあのエピソードは、好きではない。
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