[コメント] 火垂るの墓(1988/日)
かわいそすぎる。それでも、毎年夏にはテレビ放映すべき作品。
第 2 世界大戦下の日本の悲惨さのなかに、人間の残酷な面がそこかしこにちりばめられている。日本人は、普段はナショナリズムを尊重する民族なのに、いざとなったら利己的になる。大人も、子どもも。単純に「戦争は悪だ」と訴えるだけでなく、「人間性とはなんなのか」を考えさせられる。
私は小学校の修学旅行で広島に行ったが、広島や長崎に行く行かないは別として、その前(小学 5 年生くらい)に授業で観させるべきだと思う。そして、戦争について考える時間を子どもらに作らせるべきだと思う。
野坂昭如がただの頑固なおっさんではないことを、この作品で知らされた。
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