[コメント] 火垂るの墓(1988/日)
この映画を見る際にやはり身構えてしまった。
戦争の被害を訴える映画というのは結構多い。で、この映画はスタジオジブリの躍進と共にその代表的な位置についてしまったように思う。いろいろな批評があるのはそのせいである。だが、これは政治的な意図を第一にして描かれた風景であるのか?それは違う。勿論政治はこういった映画に関係有る。しかし一番観客の私に訴えてきたのはひもじさ、悲しさ、怒り、孤独、楽しさといった感情。こういった経験は私はしたことがない。勿論この映画を観る前に例えば文章や写真で疑似体験をするのだけれど、それらは動きを伴ってない。
泣ける泣けない感動した感動しないではない強度がこの映画にはある。勿論政治はこの映画に含まれてるが、そういった議論は他に任せよう。私にとっては全然泣ける映画ではなかったが、見る価値はある。そういう映画でした。
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