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[コメント] 赤い殺意(1964/日)
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★3えっこれが人間を描いてんスかー今村センセーよおー、と若かったオレが思うのも無理はなかろう [review] (ペンクロフ)[投票]
★3電車最後尾のもつれあい。ストリップ小屋屋上の会話。雪の谷底とトンネル内。周到に準備された名シーンはすべて春川ますみ露口茂のシーンで、本作が二人の恋愛映画であることを雄弁に証明する。情け容赦なく心理が活写される重さが好みの分かれるところ。 (ジェリー)[投票(1)]
★3突如挿入される車に轢かれるシーンの圧倒的な暴力におののいたが、駅前をあんなスピードで走っちゃダメです(そこじゃない (ひゅうちゃん)[投票]
★4書架の形状が楠侑子の身体に科を作らせ、ストーキングへの憎悪を煽る。日常の凶器物が春川ますみのただの不作為を劇画にする。構造の支えを持たない露口茂はダメを加速させ、もはや憎悪を越えていくが、 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★4春川ますみがすんごいですね。なんてHなんでしょうか。かつては、ちょっと太めの女優さんたちが各映画会社にいて闊歩していましたねえ。四半世紀ぶりの再見。あまりの分かりやすさに呆気に [review] (動物園のクマ)[投票]
★3単なる痴情話で終わらせまいとしてポジ『昆虫記』のネガと対置し日本論的な風土や因習を加味して物語的な強度は拡散した。暗鬱な東北の風土の中で描かれる図太く強かな女のバイタリティは春川ますみの木偶のような受動性に吸引され女性論へ昇華し損ねる。 (けにろん)[投票(1)]
★3にっぽん昆虫記』とは違った意味で、やっぱり女性の“強さ”が描かれます。今村監督のこだわりですね。 [review] (甘崎庵)[投票(1)]
★4力強さを計算し尽した今村昌平の演出と、ありとあらゆる撮影技法を繰り出す姫田真佐久のカメラ。当然の如く素晴らしいのだが、聞き取り辛い台詞は方言も相まって私は集中力を無くした。録音への意識欠如かただ軽視しているだけか、残念である。 (sawa:38)[投票(1)]
★2サスペンス色濃厚そうなタイトルにつられたが、何かスカされた感じ。終始ネチネチした男どもに纏わりつかれる女の図太いドラマに嫌気が差す中、ハッとする様な交通事故シーンだけが印象的。リメイクの折には、主演は女子プロゴルフ界から不動裕理若しくは横峯さくらを強力プッシュ。 (クワドラAS)[投票(1)]
★2別にキレイなものだけ見てたいとか思ってるわけじゃないけど、登場人物が誰も彼もイタすぎて見てられない。やっぱし性はある程度開放されてる方が健全な社会なんだな。 (緑雨)[投票]
★5鉄道とその脇に建つ家、という象徴的な設定が、全体をなにか夢の中の出来事のように抽象化するように感じた。鉄道は「夢」「希望」「都会」など今ないものを、家は「安心」「安定」「庇護」などをシンボライズしているみたいで、見た後に悪夢の余韻のよう。だからトンネルとバスがさらに不条理さを加速する。 (エピキュリアン)[投票(1)]
★2若い男がヤっただけで、食いしん坊で従順だけが取り柄の人妻にのめりこむことにリアリティを感じず(新手のシンデレラ・ストーリー?)。夫の不倫も、夫に魅力がないせいか(むしろ性格悪くてエゴイスト)、何でいつまでもこいつに女が拘泥するのか疑問。見ている間中、頭は?マークの洪水に。 (Linus)[投票]
★3緊迫したシーンにもかかわらず、能天気な効果音と登場人物のおかしな行動。春川ますみののほほんとした存在感になんだか調子が狂ってしまう。←貶してるのではないですよ、褒めてるんです! (ユキポン)[投票]
★4姫田のカメラ、黛の音楽と、映画芸術的見地からみれば今村の最高傑作かも知れない。しかし彼に求められているのはそんな洒落たものではない。『にっぽん昆虫記』から『人間蒸発』への長過ぎたステップ。 [review] (町田)[投票(3)]
★4結構図式だ。 [review] (セント)[投票]
★4この女は列車である。蒸気機関車であり、通勤電車であり、市電である。 [review] (水那岐)[投票(4)]
★5私にとっての今村の最高作はこの映画。文句無く面白い。春川ますみのすっとぼけた演技が何よりも楽しい。全てまるく収まったラストは少々都合が良すぎるかも知れないが、この御都合主義も含めてこれはまさしく「映画」だと思う。電車の扱いは『生まれてはみたけれど』を想起させる。 (ゑぎ)[投票(1)]
★4桑の葉。娼婦の血。 [review] (リーダー)[投票(1)]
★4にっぽん昆虫記』の方が好きだが、これも好き。春川ますみの存在感が抜群! (直人)[投票]
★3家の脇を機関車が爆走する。女は最後まで自分の意志で、それに乗る事はない。矮小な西村晃と身勝手な露口茂の負の力に押しつぶされ、搾り出されるように無自覚な女が目覚める。春川ますみの何とも鈍重で歯切れの悪い覚醒が愛おしい。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★5今村監督の映画の中で一番好きな作品。春川ますみの一世一代の名演が可笑しいと同時に哀しい。西村晃の怪演も、露口茂の存在感も貴重。戦後の東北に生きるぼんやりした女が自我に目覚めて行く姿を笑いとスリルと辛辣さの同時進行で描いている、強い映画。 [review] (ツベルクリン)[投票(2)]
★3太い太ももが太い。強烈。空気女と山さんの快演がゴモゴモと暗く光る。巨乳と言うよりは狂乳。 [review] (ピロちゃんきゅ〜)[投票(2)]
★4露木と春川の山中逃避行シーン、手持ちのカメラで前から後ろから追いかけるんですが、当然画面はブレるんですが、かえって二人の捨て鉢な心理を映像で表現してました。 (ゴメズ)[投票(1)]
★3タイトルほど鋭い激情が迸るわけではなくに、胸を押しつぶすほどの切迫感があるでもなく、姿そのままにふくよかな殺意、僕の胸を抉ってくれず。 (drowsy)[投票(1)]
★3春川ますみの太目の魅力?おどおどした東北弁は憎めません。 (熱田海之)[投票]
★4春川ますみだよね。殺意という感傷はないね。そこが凄いね。 (chokobo)[投票(2)]