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[コメント] 「エロ事師たち」より 人類学入門(1966/日)
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★3クライマックスと云ってもいいのだろう、坂本スミ子が、病院の窓の鉄柵のところで身を乗り出して、わめき叫ぶ場面がある。こゝで寝間着(患者衣)の前がはだけるのだが、胸元を押さえるのはどうか。これでOKを出すというディシジョンが理解できない。 [review] (ゑぎ)[投票]
★3面白いのはエロ群像で、女子高生を所望する中村鴈治郎が最高。むっつり助平の役処を演じ続けた彼のキャリアでも多分一番振り切れている。体を「カダラ」と云い続けるミヤコ蝶々も傑作。 [review] (寒山拾得)[投票(1)]
★4寄り過ぎず引き過ぎない、微妙なカメラの距離感が面白い。今村昌平の視点は一貫して観察者のそれであり、理解や共感よりとにかく「凄いものを見せられてる」という感覚を与えてくれる。特に、異様な凄味が漂う後半の展開には驚かされる。 [review] (太陽と戦慄)[投票]
★4音楽もカッコイイと思いました。 (ユメばくだん)[投票]
★3坂本スミ子が予想外に今村的ミューズを体現して感動的だが、一方、小沢スブやんの諦観は今一修羅場を潜ってるとも見えず遂に胸に迫ることはなかった。そして、悩める男の再生譚は後年の『うなぎ』にて焼き直されるわけだ。 (けにろん)[投票(3)]
★5人の本性、そして蠢きをちょっと距離を置き、引いて作って見せた今村ならではの骨頂作。まず映像が堂々としているので、見ごたえがある。その立派な風格には宝石のような光るものがある。今村の代表作。 (セント)[投票(1)]
★3今も昔も人間の行動原理の源はエロである。しかし、そのエロに人生を捧げてしまった男には、嘲笑を通り越して悲哀を感じる。[下高井戸シネマ] (Yasu)[投票]
★5今村昌平と野坂昭如の共通点は、他人の深刻な不幸を徹底的に戯画化して笑いを誘いながらも、其処に嫌味を感じさせず、むしろ愛情や親近感を感じさせてしまうところにある。そんな彼らの、虚飾とは無縁の、廃墟のような優しさに俺は憧れ続けるのである。いつかはこんな風に、と。 (町田)[投票(1)]
★4求道者の孤高、あるいは孤独。他人の慰み物を創って生きてきた男がおのれのために創った人形、その容貌が酷似していたものは…。そして舟はゆく。 [review] (水那岐)[投票(2)]
★3役者の執念とも言うべき異様な迫力がある。小沢昭一を初めて凄いと思った。坂本スミ子の良さを発見したのも収穫。 (直人)[投票(1)]
★5正直さと真面目さが同意語なら、スブやん(小沢昭一)と春(坂本スミ子)ほど真面目な生き方をしている人間はいない。全ての虚飾をはぎっとって、ただひたすら生きる男と女を見つめたとき、そこに輝くピュアな愛情の何と神々しいこと。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★3軽薄を装っていて実は深いものが在るのやら無いのやら。しかし、「気持ちええのんか〜」は実は深い言葉だということを知った。 (マッツァ)[投票]
★4処女娘ばかり買ってる中小企業の社長役の中村鴈治郎(玉緒の親父)のエロ爺ぶりがリアリティありすぎ。上品と下品が同居する名優だと思います。 (よこわまぐろ)[投票]
★5ロングショットが、70年代のイマヘイとはちがったクールネス。覗きともいうが。これはこれで好き。 (オノエル)[投票]
★3小沢昭一・殿山泰司、こういうおとぼけキャラをちゃんとやれる役者さんがいなくなった!野坂の文体にはこういう人じゃなくっちゃ。 (ぱーこ)[投票]
★4どんぶらこっこ、すっこっこ♪ (ボイス母)[投票]
★3エロを追求する床屋の旦那。究極はダッチワイフだと悟る後半がおかしい。原作に忠実なのは、前半部分だけ。 (しど)[投票]