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[コメント] 血槍富士(1955/日)
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★5振った不穏を逸らしていく展開は錯綜する登場人物たちの心根の善性がユーモアを交え点描される中に埋没する。しかし理想郷とも言える平穏世界の成立の下に不穏は隠れていた。急転直下に立ち現れたそれは理想郷を木っ端微塵に打ち砕く。凄まじいペシミズムだ。 (けにろん)[投票(1)]
★3後にアクション一辺倒になっていく東映の少し前の時代の時代劇として面白く観られる。 [review] (甘崎庵)[投票]
★4「ラプソディ・イン・ブルー」のリズムで奏でられる「海ゆかば」 [review] (寒山拾得)[投票(2)]
★4ラストの20分までは、通常のロードムービー。お侍が下々の暮らしもいいなあと思ったところから、お侍の否内田のパッションが爆発する。それからはもう見事というしかない。お手盛りのテクもリズムもみんな捨てて、内田は怒涛の荒れ野に驀進する、、。 (セント)[投票]
★5顔もデカけりゃ態度もデカい千恵蔵が、身をかがめて小さくなって(本人がその積り)奴‐やっこ:武士の下僕‐役を熱演。態度がデカいといえば月形もそうだが、彼も小さくなって好演。さてクレジットに企画協力で伊藤、小津、清水のそうそうたる名が見える。 [review] (KEI)[投票(2)]
★4実に微笑ましく、それなりに感動的でもあるものとして物語は終わったはずだった。だが壮絶なクライマックスはまるでエピローグのように「付け足され」てしまう。片岡千恵蔵の立回りの感動的な不格好。その直前に瞬間的に挿入される顔面アップカットの絶望的な凄み。そして樽から噴き出した酒によって場は「泥沼」となるのだ! (3819695)[投票(2)]
★4長閑な人情喜劇とチャンバラ劇が見事に融合していて、どことなく山中貞雄を彷彿とさせます。また前半の旅の宿場シーンなどはどことなく清水宏的な匂いを感じたのですが、どうやら企画協力に彼と小津安二郎の名前があるようです。あー、なんとなく分かる!って感じです。 [review] (づん)[投票(1)]
★4しかし、昭和30年前後には名作が詰まっているなぁ・・・ [review] (翡翠)[投票(1)]
★2道行きのエピソードで笑いを積み重ねていく構成なんて上手いものだが、時代の空気に迎合的にすぎる感じがね。 [review] (G31)[投票(1)]
★4リメイクゆえの「俺の色」を出したかったからなのか、大衆演劇に割り込むリアリズムが不協和音を奏でる。新しかったのか、古かったのか、今となってはわからない。 [review] (おーい粗茶)[投票(6)]
★3若侍が障子を開けて、ふと外を見やると、道向の部屋の窓べりに腰かけていた可愛らしい娘と目があう。「あれ」と心の中で声をあげて、慌てて障子のかげに隠れてしまう娘など、思わず「ほほう」となる素晴らしいシーンだったなあ。 [review] (シーチキン)[投票(1)]
★3当時の消耗品的時代劇全盛の中で確かに一つの境地を成した作品には見えるが、今となっては温厚人間爆発型や身分差曖昧型や子供置去り型の名作は数知れず、その中ではやはり古臭くてかすんでしまう。妙にモダンで場違いな小杉太一郎の音楽だけが耳に残る。 (ぽんしゅう)[投票]
★3多分、元ネタは『シェーン』だな [review] (ボイス母)[投票(2)]
★5のどかな旅道中が些細でつまらない事で… 凄惨な殺陣に強烈な迫真感がある。 ()[投票(1)]
★5追い詰められて追い詰められて、そして爆発する千恵蔵の鬼気迫る殺陣。月形龍之介もいいです。 (動物園のクマ)[投票]
★3最後に嵐がやってくる。 (丹下左膳)[投票]
★4このタイトルが似合う、血が乱れ飛ぶ映画だった気がします。 (kenichi)[投票]