このお話の最初に、父親が、兄弟の作文を、何回も何回も添削して、短くしなさいって言う場面。

大嫌いな、ちょうどそのときの上司を思い出して、いやな感じがしたのだった。 報告書を本当に丁寧に直してくれた。だれそれが見るからとかいう理由じゃなく、とにかく自分の書いたものを批評してもらうってことはすごく大切なことだと教えてくれた。その点は、とにかく感謝しなくちゃ。 今でも、その人を嫌いな事には変わりないけれど、あの頃、わりとつまらないことに、カリカリしていたなあ。

それでその、兄がガールフレンドと結婚を決めた理由を説明するところがあったように思う。 彼が東部の大学へ、先生として就職することになったんじゃなかっただろうか。そのとき、「すごいじゃないの！」って、素直に大喜びした彼女。 そんな彼女の素朴さを、彼は愛したのだった。 私も、いつかこの手を使おうと思ったのだが．．．。

天然記念物級に美しく撮られたブラピ、ブラピ、ブラピ。これを、巨大画面で拝む。何も言うことはありません。溶けましたワタシ、はい。