す、すさまじい・・・。見終わった後、なんとも言えない感覚に襲われました。最初から笑い飛ばすつもりで見ていたのだが、途中から開いた口が塞がりませんでした。ここまで豪快にやられると、心の中に爽快とは言えない感情が渦巻きます。序盤を見ていると、そこまですごくないだろうと踏んでいたのだが、話が進むにしたがって加速度的に過激になって行ってました。パーティーで人がたくさん集まって来た時、この後大勢で何かやらかしてくれるだろうと期待したのですが、あそこまでやってくれるとは想像以上です。あそこまで勢い良く、躊躇いも無く、豪快にかますのは勇気がいることだろう。キワドイ描写だからといって避けた部分が見当たりません。内臓は抉り出し、ゾンビを芝刈り機で絶え間なく切り刻み、ミキサーに死体を突っ込み・・・。すごいよ、本当に。ここまで行くと、不思議と全く怖さを感じない。自分はこういうのは全然歓迎だけど、絶対受け付けない人が大勢いるはずです。そういう意味で★5ではあるけど、一歩間違えたら★1になりかねない映画です。

　もっとすごいのが、こんなマニアックなスプラッタ映画撮ってた監督が『ロード・オブ・ザ・リング』を撮ってるってことです。誰も想像出来ません。ピーター・ジャクソンって見かけによらず、相当の監督かもしれない。