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[コメント] 砂の女(1964/日)
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★5人は生きるために働くのか働くために生きるのか。人間の尊厳と存在証明。 [review] (ペペロンチーノ)[投票]
★4具現化されたイメージが原作読みの想像世界を超えたか微妙。外世界の村人たちが形象を付与され土俗的猥雑さが増す一方でシュールなエッジは後退した。岸田今日子のネバつくようなエロスも同義だがこれは原作を凌駕している。あと、砂の圧倒的な美も。 (けにろん)[投票(2)]
★43点をつけようか迷ったものの武満徹の音楽に+1。でも原作の方が面白いです。 (赤い戦車)[投票]
★4安部の作品を読んで思い描かれた風景は何もかもが砂で構成されている世界だった。やはり想像の世界ほど最強の「セット」はない。安部の原作も自身の脚本も見事、岸田の名演も特筆ものだ。しかし、描いてしまうこと自体が作品の魅力を削いでしまう現実も確かにここにあった。 (tkcrows)[投票(1)]
★5ありのままの現実を受け入れるか。「砂」となって逃げ出すか。…私は、砂になりたくない。 [review] (ピカレスク)[投票(2)]
★3学校の授業で周りの皆は理解しているようなのに、自分だけ意味が分からない時ってものすごく不安ですよね。今の私がそうです。 (カレルレン)[投票]
★5哲学的要素が満ちているにも関わらず第一級の娯楽作品であり、なおかつ邦画史に残るホラーでもある。さらに汗でベタつく皮膚に張り付く砂・・砂、それを超近接撮影で撮るエロティックさは度を越している。カンヌが驚くのも当然か。究極のニッポン映画! (sawa:38)[投票(1)]
★4原作の衝撃度には及ばない。(06・4・05) [review] (山本美容室)[投票(1)]
★3崩そうとしても変形させようとしても、抵抗を難なく吸収し元の形状に戻ってしまう。一粒一粒は、体にまとわりつき衣服の隙間に入り込むほど細かく、大量にまとまると家屋さえ容易に押しつぶす。砂の恐ろしさは画面から存分に伝わってきた。 [review] (緑雨)[投票(3)]
★5日常への埋没という洋の東西を問わず普遍的なテーマを描いた大傑作 [review] (TOMIMORI)[投票]
★5人間の本能に内蔵されている安住を求め服従を求めてしまう心と堕落の中に悟りを表面的に見いだしたように見せかける人間の弱さ的強さをまったりと奇をてらった切り込みで見ているわたしの精神に切り込まれてこられたら逃げ出すしか残されていない…のに居心地の良さを終始感じてた。めっさ大好きです、この映画。 [review] (ジャイアント白田)[投票]
★4砂が生きてる。砂の圧倒的な生命力の中で、人は砂とともに流れ落ち、干からび、湿り、砂と生きる本能のみが研ぎ澄まされていく。 (はしぼそがらす)[投票]
★4比喩のミルフィーユ。頭を空にしてみたほうが純粋に面白いだろう。 (24)[投票]
★4完成度が高く刺激的で見ごたえのある映像だが、修辞を凝らして思いもよらないイメージを作り上げる安部公房の文章を、割合ふつうになぞっているだけのような気もする。それでも充分納得の出来栄え。 [review] (おーい粗茶)[投票(5)]
★5思えば、私達が生きている「この世界」そのものも、生きている限りは逃れる事が出来ない「砂の世界」さ。大きさがほんの少〜しだけ違う。それだけの事さ。 (uyo)[投票]
★5なんつーか、文学的な美しさと同時に息苦しさも覚えるんだよね。この映画。好きな映画ではあるんだけど。 (もしもし)[投票]
★3芸術とは拷問なのでしょうか・・・?勅使河原宏安部公房岸田今日子も凄いとは思うが。['03.3.21京都文化博物館] (直人)[投票]
★4流れ落ちる砂の、時に美しく、また時に暴力的なことよ。[Video/完全版] (Yasu)[投票]
★4砂の壁にひび割れが走り、崩れ始める、ああ怖い。人間は自由だが過酷な大地よりも不自由だが居心地のいい監獄を好む。このテーマ、実は以後もいろんな映画で描かれているが、この作品を超えるのはまず不可能だったりする。岸田今日子以上の適役はいない。 (ツベルクリン)[投票]
★4「すみませんねぇ、男手が足りなくって。」ここで爆笑。構えて観てたら予想に反してシュールなコメディでした。気が付けば見てる側もいつのまにやら囚われの身に!音楽・映像も秀逸でした。 (nob)[投票]
★4怖〜い女と一つ屋根の下、しかも脱出不可能。あれ? よく考えたらある意味うちと同じかよって思った方、いるでしょ? 発明家・安部公房のアンビバレントな世界。 (ゲロッパ)[投票]
★5砂の一粒一粒,人肌の毛穴まで描き出した斬新な映像。武満徹の音楽。そして岸田今日子の妖しい存在感。 (熱田海之)[投票]
★3圧倒的な砂の量。それに頼り切ってしまったかのように、岸田今日子の存在以外はいたって退屈。時折りはさまれるイメージショットも凡庸で、テーマや状況が映像表現として消化しきれていない未熟さを感じる。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
★4蟻地獄のように砂穴に男を誘う魔の女を、「他人の顔」では都会の女を演じた岸田今日子が土俗的に演じた。彼女そのものでしかない存在感を持ちながら、広い芸域を持つ彼女には感嘆する。望まずして岡田英次を湿ったエロスの牢獄に幽閉する、彼女はある意味での怪異であろう。 (水那岐)[投票(3)]
★5勅使河原宏(監督)x安部公房(脚本)x武満徹(音楽)x粟津潔(題字)。世界に誇る天才達が築き上げた日本映画の最高峰にして、永遠不滅の問い。 [review] (町田)[投票(5)]
★5現実の世界から砂の世界へと逃れてきた男に突きつけられた、現実を濃縮還元したような幻想の世界。 [review] (ハマムギ)[投票(3)]
★4ホワイトアウト』でもわかるように、原作者が脚本を書いてもいい映画になるとは限らないが、そこは戯曲を数多く上梓している安部公房、原作の世界を見事に描き出し、傑作になった。 (ふかひれ)[投票(1)]
★5岸田今日子がこわくて良いです。こういうねば〜っとした怖さを観ると、邦画も良いなーと思う。 (つな)[投票]
★3たとえ眉の長さが常人の半分までしか生えてなかろうとも、砂だらけでモンペ姿with唐傘であろうとも、岸田今日子の妖しい美しさに取って代われる女優はイナイ [review] (ボイス母)[投票(5)]
★5各外国で映画賞を総なめにした映画ですが、岸田今日子が砂の中でモンペをはいていたのにはビックリ。イメージが西洋ではああいうものでもオリエンタルに感じたんでしょうか。決してしゃれた映画ではなかったです。 (セント)[投票]
★4目が覚めたら、妻が「お客さん。」こ、こわい・・・。 [review] (マグダラの阿闍世王)[投票(2)]
★5“砂”を受け入れた男。 [review] (モモ★ラッチ)[投票(6)]
★4公開エッチを強要する村人、特におばちゃんたちが怖かった。 (靴下)[投票(1)]
★4岸田今日子だからこそ、この映画は成立すると言っても過言ではない。こんな愛欲に溺れるしかない状況下で、相手が好きな女優だったら...外界への未練なんて0.1秒で断ち切れるから。 (マッツァ)[投票(3)]
★5いや、原作には、こんなエロチックな雰囲気は味わえなかった。砂自体も、読書体験を凌いだ。っつのは、自分の想像力の貧困さゆえかい! (ALPACA)[投票(2)]
★4原作を極めて忠実に再現している。最後のオチがやはり好きです。 (太陽と戦慄)[投票(2)]
★2泊まりがけのビデオ鑑賞会でこれを持ってこられても…(しかも2人だけの)。こっちの部屋まで砂だらけでドンヨリと重い空気に。TPOを考えてよー。 (mize)[投票]
★4砂の存在感、口の中がジャリジャリしてくる。そして、岸田今日子のねっとりとした汗・・・。 (くたー)[投票(1)]
★3出られない、出られない、掘っても掘っても出られない。 (動物園のクマ)[投票(1)]
★4唐傘の上にはらはら落ちてくる砂の音。岸田今日子はこの頃から妖怪であります。 (ぱーこ)[投票(3)]
★5原作の後に観たが、ここまで忠実に再現されているのには驚いた。もう何も言えません。 (ランゲルハンス)[投票]
★4夫を亡くした孤独な女の、じっとり濡れた愛欲が彼女の言う”湿った砂”それ自身なんだろう。公房の独特の世界がうまく映像化されてました。 (デンドロカカリヤ)[投票(2)]
★4岸田今日子以外、あの役にハマる人はいないでしょうな。 (サー)[投票]
★4暗いです。怖いです。好き。 (みった)[投票]
★5カフカ的な安部公房の発想も実にユニークだが、それを映像にした勅使河原宏の手腕にも驚かされる。武満徹も偉大すぎるほど偉大だ。 (chokobo)[投票(2)]
★5すげえコワイよ。下手なホラーが尻尾巻いて逃げるね。 (立秋)[投票(1)]
★4あーと系、ですね。原作を読んでみたくなります。 (ころ阿弥)[投票]
★3ネットとゲームできればこうゆう生活も良いかも(うそ) (torinoshield)[投票]
★5日本映画にしかないどんよりとした魅力が(岸田今日子を含めて)たくさん詰まっている。 (tredair)[投票(3)]
★4砂丘にある穴に落ちた男、そこには一人の女が居た。白黒の描写が、砂だらけの世界や非現実的な設定、さらに、恐い岸田今日子も加えて、独得の勅使河原ワールドに導く。 (しど)[投票]