★1 | あれえ、これって継母が主役だっけ。陽子は脇役だっけ。おかしいじゃない。収束はほとんど人倫に反する。水木ともあろう人が何を考えていたのか大いに疑問。 [review] (寒山拾得) | [投票] |
★1 | 視線と会話が猥雑に交錯しあってこそ矛盾に満ちた人間のドラマになるはずなのだ。一本調子の単純人物ばかりの登場で、事情だらけの家族の骨肉の醜さを描くことが出来なかった。後のカットが前のカットを裏切っていくようなダイナミックさがもっとほしかった。 (ジェリー) | [投票] |
★4 | 決して美しくはなく、演技も主役級とはいえない頃の安田道代が、なんと聖性を帯びて映ることだろう?むきだしの憎悪で彼女を襲う若尾文子の凄絶さとおぞましさ。彼女は女と母親の業を一身に体現して歳をとらない。 [review] (水那岐) | [投票(1)] |
★2 | 最後の唐突なオチにズっこけてしまい、感動とは程遠い。声と口がズレまくりなのも気になる。無精髭生やした成田三樹夫がなぜかオダギリジョーに見えた。
(TOMIMORI) | [投票(1)] |
★3 | 人間でいるのが嫌になる映画だ。(05・11・27) [review] (山本美容室) | [投票(1)] |
★4 | 登場人物同士の虚々実々な心理的かけ引きが実に見事に綾なす脚本に感心。あとは文子女神様の希代の悪女ぶり(「まーた懲りとらんわ、このクソアマ!」と思わず画面に向かって言いたくなる)に感動。
安田道代タンは健康的過ぎ。ここはやはり、テレビ版「白馬のルンナ」の方を支持したい。 [review] (ボイス母) | [投票] |
★2 | 冒頭からズーミングとストップモーションのオンパレードで映画の画を悉く台無しにしてしまう。『白い巨塔』と同年の同じ監督の映画とは思えない。山本薩夫のスタイルの一貫性の無さが如実にあらわれている。また前半部が性急過ぎる展開で、これも水木洋子の脚色の責任とは到底思えない。若尾文子、安田道代をはじめ魅力的なキャスティングが勿体無い出来そこないの映画。 (ゑぎ) | [投票(2)] |
★3 | どこかに設定された「善」の基準から人間を見つめるような原作の世界館への、それなりの批判としてこの映画を観ました。作者は神ではないのだから、原作のような視線で物語り全体を統治するのは、不遜なのではないですか?とこの映画は言ってるように思えた。だとしたら私はその批評に賛成です。 (エピキュリアン) | [投票] |
★3 | 過去7回のTVドラマ化とわずか97分間で映画化された本作。感情の機微を表現するにはいささか分が悪い。だが、それでも心震わせるのは原作の秀逸さを讃えるべきか。 (sawa:38) | [投票(1)] |
★2 | 津川にオバサン呼ばわりされてキレる若尾文子に爆笑。いや怒らないで、完全に貴女様の映画ですってば。出来はイマイチなれど。 [review] (町田) | [投票(2)] |
★3 | 妻や母である前に“おんな”であることを強く意識せざる負えない若尾文子の一人勝ち。安田道代には後年の存在感はまだない。この二人が母娘って時点で無理があるが、年頃の娘と張り合う母ってなんか怖い。 (マッツァ) | [投票(1)] |
★3 | 若尾さん,貴女のことは解りません。山本圭さん,安田道代さんの二人は責めないで下さい。・・・色々考えて、わたくしは矢張り船越英二さんに一番お会いしたかったのだといま判りました。 (死ぬまでシネマ) | [投票] |
★2 | 若尾文子・船越英二チームと安田道代・山本圭チームのお芝居のギャップなのか、心理描写までアップテンポで見せようとした山本薩夫のせいなのか、なが〜い予告編を見せられたような感じです。これは、やっぱり失敗でしょう。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] |
★3 | 深い陰影と肩越しのアップ。山本薩夫らしさがドラマを支える。いや、彼にとっては小さ過ぎるテーマだったのか? [review] (ペペロンチーノ) | [投票(1)] |
★3 | 若人達の行く手を阻む者それは・・・若尾文子! 家庭に居場所を無くした船越英二の姑息な悪意。この小市民らしさがたまらない。 [review] (AONI) | [投票(2)] |
★3 | う〜ん、良かったけど何か薄っぺらい感じ。あの原作をこの時間じゃ短いんじゃ?
安田道代が兄(山本圭?)と森の中で「うふふふふぅ〜」と言いながら走るシーンに爆笑。 (直人) | [投票(2)] |
★3 | 登場人物のアップの多用が非常に効果的。単なるメロドラマになりがちな原作に一種の重厚さをもたらしているのは山本薩夫監督の演出のなせる業だろう。しかし、安田道代は演技の面で、若尾文子に完全に喰われている。 (若尾好き) | [投票(2)] |
★4 | 原作を読んでから見ると、映画としてというよりも画王の津川雅彦が若い...という印象のほうが強いかも。 (にゃご) | [投票] |