[コメント] ニキータ(1990/仏)
登場人物に人間味を感じない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ニキータって何者? 殺しが怖いの? 罪(=殺し)が怖いの? 罰(=殺し)が怖いの? と、ニキータ版「罪と罰」を描いているようではあるものの、如何せん薄っぺらい。
エージェントはニキータ自ら選んだ道なんだし、マインドコントロールされているわけではないのだから、大使暗殺のところで急に後悔し始めるのは唐突過ぎる。あれはどう考えてもニキータのような駆け出しに任せるべき任務ではないように思えるし、ジャン・レノに逢って何かが変わったとしても、殺しの数にびびっただけでしょう。掃除人のジャン・レノも突然出てきてやりすぎ。
恋? 裏であれだけやっておいて、結局、罪からも罰からも恋からも逃亡するニキータ。結局何を求めていたのやら。フィアンセを巻き込みたくない?出会った次点から巻き込んでいるんだし、それは嘘でしょう。 自由? そんな落ちではないと思うのだけれど・・・。
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