「特別完全版」のテレビＣＭで「今だからこそ見るべき」、みたいなことを言っていたけど、本当にその通りだと思う。

アメリカの「ベトナム戦争」と「対テロ戦争」って、戦争の様式とか、戦争の背景にある国際的事情はだいぶ異なるけど、「戦争」としてみれば本質的に変わりはないと思う。

この映画がベトナム戦争をテーマにした映画にもかかわらず、２１世紀になった今でも通用するのは、この映画が戦争のもつ狂気や矛盾など、戦争の根本に存在するものを描ききっているからではないだろうか。

流行り廃りが激しい昨今の映画界において、こういう普遍性のある映画は非常に重要な存在という気がする。