[コメント] ジョーズ(1975/米)
クイントの語る昔話は,本編の怖さを凌駕する。
一人称のカメラ。徹底的に見せない演出。
引くにせよ,寄るにせよ,奥行きのある構図と見せ上手なカット割り。
計算なのか,ノリなのか。ケレン味たっぷりでなかなかよろしい。
もっとも今観るとホオジロザメの“ブルース”君は結構ハリボテ丸出しなり。
ひょっとして「見せない」というより「見せられなかった」のかもしれない。
だとすると本作の成功はアイディアの勝利か。いずれにせよ勢いが,才能が,全編に渡り迸る。
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