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[コメント] スリーパーズ(1996/米)

復讐の方法を他に知らない大人になってしまった2人が悲しい。 それでもなお過去から逃れることができない男が悲しい。
WaitDestiny

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







物語を語っている主人公は心に深い傷を負いながらも、トミーとジョンが起こした事件、マイケルの悲痛な思いを知らないままだったら、復讐をするなんて事は思っていなかったはず。

こんな方法をとらなくても、自分次第で過去に決別したり、前に切り開いて行くことは出来たのではないか、と映画を観て思った。

でも現実はそんな簡単に言えるような事ではないのだろう。しかしそう感じさせられたという事は映画自体がそう思わせてしまうような 浅めの印象しか訴えてこないという事か。

デ・ニーロの神父は圧巻だったが、神に仕える者が背くという事がどれだけの事なのか、その葛藤をもう少し強く描いて欲しい気もする。

パンチドランカーホフマンの存在に(使われ方はともかく)重い雰囲気の中、少々救われたような気がする。

今回極悪看守役のケビン・ベーコンでしたが、この役を演じるベーコンが実は大好きです。 冷たい瞳が印象的。    ★3.5

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (5 人)鵜 白 舞[*] kawa peaceful*evening[*] mal[*] ガブリエルアン・カットグラ

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