[コメント] パーフェクト・ワールド(1993/米)
父親の愛情を知らない二人が、期せずして疑似親子として旅するうちに、一人の男として自分に気づいていく。淡々と進むストーリーが却ってそれをしみじみ感じさせる。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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二枚目「いいもん」路線できたケヴィン・コスナーが悪役を演じるが、その悪役ぶりさえも魅力的に映るところがミソ。
田舎警官のドタバタぶり、雑貨屋のおばさん、ドライバーや行きずりの家族など、どれもどうということはないのに、構成が良いのか、ストーリーが淡々としているだけに、すんなり楽しめる。
フィリップがエホバの証人の信者で、不遇な少年時代を過ごしたブッチとともに、なんとなく「はみだしもの」と感じているところが、物語の根底にあり、だからこそアラスカの「パーフェクトワールド」を目指すというところが、「ばかだなぁ」とホロリとさせられる。
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