[コメント] 疑惑(1982/日)
主役の二人がどんなにガンバっても、足元にもおよばない、山田五十鈴のカッコよさ!
「おだまりっ!」「バッカじゃないの、このひと!裁判長、なんとかいってやっとくれぃ!!」「そんなことじゃ、亭主ににげられっちまうよっ!」五十鈴姐さんの一喝がかっちょいい〜!
「法廷での真実」ってホントに不思議。「オトコとオンナのことにかけては、アンタより、こっちはよっぽど泥水のんでんだ!」的一般世間の常識みたいなことは、六法全書ではまったくといっていいほど、無視されている。
でも、結局、弁護士といえども、「法廷での真実」(コドモとの面接交渉権)よりも、「自分の子供はいならいから、この子を自分の子供として育てていくつもりです。」という強い人生の覚悟の前には、もう、何もいえなくなってしまう。そういうところも、この映画の魅力のひとつだと思います。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (9 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。