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[コメント] アミスタッド(1997/米)

この話の主人公はやはりシンケだとは思うのだけれど、どうしても後半のジョン・アダムスに目が行く。
Walden

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







よれよれのおじいちゃんという感じのジョン・アダムス(アンソニー・ホプキンス)の弁論がすばらしい。

時折鼻をすすったりとかしながらも、まるで歌うかのように紡ぎだされるセリフ。あのシーンによって、この映画の後半は完全に「アンソニー・ホプキンス主演」になってしまった感がある。

彼がシンケの英雄ぶりを語る時に引用したパトリック・ヘンリーは、「自由を。さもなくば死を」のセリフで有名な人。 弁論は、「アメリカ合衆国」にとっての「自由の精神」に訴えかける。

映画の前半では奴隷制度のすさまじさを感じたが、後半では、「自由」(freedom)という言葉が、この国の人々の対して持つ特別な説得力のようなものを感じた。

(評価:★4)

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