[コメント] 太陽を盗んだ男(1979/日)
無骨で繊細で、なぜかド派手。
コギャルだとかチーマーだとか偽造テレカとか(ごく最近で言えばスターバックスとか渋谷ツタヤとか)とはまだ無縁の、在りし日の渋谷の風景から呼び起こされる時代の変化よりも、今と変わらぬ若者の無力感、言い換えるなら行きつくところまで行きついたときの虚しさ、そういったものが痛い。技術(とりわけコミュニケーション手段)こそ目まぐるしく変化したが、精神史的にはこの二十数年間まったく変わっていないのかもしれない。
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