★3 | 話は駆け足で撮影美術も凡だが、大企業の悪巧み総覧の趣で方々に黒い笑いがある。昔はこんなTVドラマがたくさんあったものだ。ヤマサツ流悪役天国は京マチ子と西村晃が体現し、無言で鼓叩く月丘夢路のヴァルネラビリティが強く印象に残る。 [review] (寒山拾得) | [投票(1)] |
★4 | ‘圧倒的迫力で迫る’という表現を私自身、作品に何度か使ってきたが、主人公に用いるのは初めてだ。顔の大きさだけでなく、渋い声、手を振り払って苛立ちを表す仕草等、圧倒的だった。そういえば、圧倒的迫力、存在感のある主人公が最近は少なくないか。 (KEI) | [投票(2)] |
★4 | ドラマ版を見た後に視聴。濃い…良い意味で濃すぎる。万俵大介は物凄く嫌な奴なはずなのに何故かとても魅かれた。 (紅麗) | [投票] |
★4 | 2011年に再鑑賞。近年の山崎豊子原作の映像化との決定的な違いは、“群像劇”と圧倒的な“黒”さ。そして時代の“面がまえ”。 [review] (ペペロンチーノ) | [投票(2)] |
★4 | 面白い、確かに面白い。しかし、これは圧倒的に原作の強さである。 [review] (chokobo) | [投票] |
★4 | 佐分利信がかもし出す本能的で強引な覇権欲と、極めて私的な怨念が入り混じったグロテスクさは圧巻で、政官財界を支配するのは、実は「恨み」なのではないかとすら思えてくる。いささかテレビ的な作りが、かえって話しの牽引力になっているのも計算のうちか。 (ぽんしゅう) | [投票(1)] |
★4 | 社会派ドラマとしても人間ドラマとしても文句なし。「阪神特殊鋼」を「はんしゅんとくしゅこう」と言っても訂正させられないのを見るだけでも、いかに佐分利がこの映画を支配していたかがよくわかる。二谷英明の清潔感も佐分利の風格に負けてない。 [review] (TOMIMORI) | [投票(1)] |
★4 | 中年どもの汗風呂と化したおやぢ俳優の爛熟期に崩壊した邦画のルックが追いつけず、ハードな食傷感が心地よく身に応えるのだった。 [review] (disjunctive) | [投票(2)] |
★4 | 前半は状況説明ばかりでつまらないが、後半は腹に一物持った曲者達の腹芸合戦でグイグイ魅せる。昭和という時代をひしひしと感じさせるいびつなパワーが圧倒的。 [review] (ざいあす) | [投票] |
★4 | 今年木村拓哉主演でTVドラマ化される本作。だからこそ本作での佐分利信を観直す必要があるのです。勿論京マチ子も当然です。仲代達矢がどうでも良い作品なんてそう滅多にお目にかかれないんです。本物の「映画」があると力説したいんです。 (sawa:38) | [投票(1)] |
★4 | 一気の200分だった。理路整然としたカットの繋ぎが奇跡的なくらい決まってて、これだけドロドロで込み入った政財界におけるパワーゲームが明瞭過ぎるぐらい分かり易い(政界といえば言語明瞭意味不明なんてのもあったね)。本作にとってはこのわかり易さが最大のポイントで、豪華役者陣の演技合戦にも充分目が行き届き、楽しめる。4.5点。 (クワドラAS) | [投票(1)] |
★4 | 大時代な紙芝居たることを自己認識しつつも軽重数多の役者陣を自在に操って紡ぎ上げた文字通りのピカレスク。山本の作劇は闊達そのもで、冷静に考えたら馬鹿らしいと思うだろう隙を時代認識の先鋭さで覆い一瞬たりとも間断させない。素晴らしい。 (けにろん) | [投票(3)] |
★5 | 「社会派エンターテイメント大作」とあったが、その名に恥じぬ仕上がりである。 [review] (シーチキン) | [投票(1)] |
★5 | 政治、お金、強欲の3Pにフィニッシュは永遠に訪れず、共食いと馴れ合いによる共生がエンドレスに続くことをリアルに描いた山本薩夫の十八番、反体制節が心地よい。作品自体は3時間なのに、その時間は人を曳航し、今の世界に辿り着かせる構成は最高に面白い。 [review] (ジャイアント白田) | [投票(2)] |
★4 | 銀行の「政略結婚」内幕話。 大きな野望を、より巨大な野望が呑み込む権力の構図。 妾京マチ子に較べ、日陰の存在であった本妻月丘夢路が最後の方で言い放つ一言が強烈。 [review] (AONI) | [投票(7)] |
★3 | 原作を読んでみたくさせるには充分な作品。もっと緻密なプロットで読んでみたい。それにしても濃い作品だったなあ。 [review] (甘崎庵) | [投票] |
★4 | スリリング。でも京マチ子がミスキャスト。家庭教師〜?悪いけど頭よさそうには見えません。みなさんが絶賛の、原作読んでみようかな・・・・。 [review] (worianne) | [投票(1)] |
★4 | 男たちは出で立ち全員濃く、女たちは全員薄く、男尊女卑の原野に繰り広がる金融三国志。あたしもこいつらぐらいワルになりたいものだ。ただ、京マチ子といるより仕事の方が楽しくないですか、佐分利さん。 (きいす) | [投票(1)] |
★4 | 上には上がいるってこったな。[Video] [review] (Yasu) | [投票(1)] |
★4 | 小細工は排し豪華キャストを駆使しての物語に徹している様を「連ドラで充分」と揶揄されようとも断固支持したい娯楽大作。休憩時間のトイレで味わう一体感はまた格別。 (町田) | [投票(3)] |
★4 | 長時間だが見ていて飽きることはなかった。しかしこういうのを「華麗なる」一族と言うのかしらん? [review] (熱田海之) | [投票] |
★3 | 「厭、三人は厭ですぅ。」うちでは主人が言いそうな台詞だ。 (りかちゅ) | [投票(9)] |
★3 | 京マチ子、佐分利信、月丘夢路の3Pって・・・。公開していいのか!? (直人) | [投票(3)] |
★3 | 原作の緊張感には及ぶべくもない。仲代達矢は黒沢映画の頃の白皙の美青年ぶりより、中年になってからのゴツゴツした癖のある雰囲気のほうがいい。
(coco) | [投票] |