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[コメント] ある映画監督の生涯―溝口健二の記録(1975/日)
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★5出てくる人達が皆、自分は溝口という巨匠と日本映画の黄金期を駆け抜けたんだという、誇りを持って語っていた。新藤兼人監督執念の秀作ドキュメンタリー。 (takud-osaka)[投票(1)]
★4溝口への尊敬からなのか、女優としてのプライドなのか、新藤の追及に懸命に抗弁する田中絹代の頑なな表情が追い詰められた子供のようで印象的。溝口を誉めそやすばかりの登場人物の中にあって、その弱点を大らかに語る増村保造の指摘にも納得する。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
★4リスペクトを感じさせる丁寧な取材と、下世話な好奇心を隠さない執拗さが、巨匠のプロフィールではなく体臭をも感じさせるようで、素晴らしい。しかしインタビューでの田中絹代が凄い。言葉とは裏腹に後半突然明らかになるその深く秘められた激しい愛情。女優の強さと巨匠の弱さが一瞬きらめいて美しい。 (エピキュリアン)[投票(3)]
★4ひとりの映画作家がいろんな映画関係者の証言で浮き彫りになってゆく。演出家という殻をつついて男として愛さない女優。結局同じ殻同士だったんだろうか、、。それとも、やはり孤高の自分を持っていた人だったのだろうか。ひとりの人間として興味深い。 [review] (セント)[投票(2)]
★4地味で丹念な画面作り、新藤兼人の人柄を全面に出したインタビューを丁寧に重ねた入魂の作品。溝口健二を知らなくても十分楽しめます。 (トシ)[投票]
★4溝口健二を原体験していない者として、ミゾグチを学ぼうと思わせた映画。 (chokobo)[投票]
★3田中絹代さんの女優以外の顔が、女優である時の彼女となんら変わらないという事に驚愕しました。演技をしている田中さんは、演技という枠を超えてスクリーンにいたんだと痛感します。 [review] (づん)[投票(3)]
★3“身内”の人間が作ったドキュメンタリーがいかに歪められたものになるかを示す好例。[シネマライズ渋谷B1] [review] (Yasu)[投票(3)]
★3「お前ら付き合ってたんだろ? エッチしたんだろ?」ってタチの悪い田舎の中学生みたいな新藤兼人。 [review] (Aさの)[投票(2)]
★3溝口監督の作品を観たいと思うのだが・・・意外とビデオになっていない・・・残念だ。 [review] (RED DANCER)[投票]
★3本音を引き出すという意味では凄いけど、溝口監督そのものよりも新藤監督から見た溝口健二という一個人を突きつけられた感じ。 [review] (甘崎庵)[投票]
★3皆強烈な個性の持ち主ばかりで息つく暇なくラストまで引っ張られる。それでも新藤兼人の構成の取捨選択には疑問を感じる。ラストのガソリンスタンドなんてどうでもいい。仕事においても私事においても、もっと肉迫すべきだと私は思う。ただ田中絹代の登場シーンの「ため」はいいし、矢張りこゝでも最も感動的なのは田中絹代だ。 (ゑぎ)[投票]
★3久し振りに観たら、以前より面白かった。昔より溝口健二の映画を観ていたり、関係者を知っているというのもあると思うが、'75年当時の京都の町並みや、古い京都弁が楽しかったのだと思う。長尺だけど飽きない作り。数いる証言者の中でも田中絹代内川清一郎渾大防五郎が印象的。['04.7.20DVD] (直人)[投票]
★2やけに強引に自分の演出法に引き込んで行って、師への敬意が乏しい。 (ヤマカン)[投票(1)]
★2やはりドキュメンタリーはフィルム撮影に限る。この作品もフィルム特有の艶かしさとインタビューシーンの妙な迫力とが合わさり、相乗効果を生んでいる。しかし個人的には溝口作品に興味はあっても、溝口監督の人柄には興味がない。 (リヤン)[投票]
★1新藤兼人むかつく。自分の解釈でも溝口像を描くためだけに固執的な誘導尋問をしてるだけ。 (入江たか男)[投票(1)]