[コメント] 新幹線大爆破(1975/日)
納得できる背景と人物。必然性のある言動と展開。説得力のあるアイディアと突発事象。それらを緩急をつけながら積み重ねる技量と心意気。そして充分な上映時間が与えられたとき、あるスケール感を持った犯罪エンターテインメントが成立するという好事例作品。
本作(75)は153分。『天国と地獄』(63)は143分。『白い巨塔』(66)は150分。
で、例えば『レディ・ジョーカー』(04)は121分。『半落ち』(04)は122分。『亡国のイージス』(05)は127分。
昨今の、本来面白くなるべき作品がどれもことごとくつまらないのは、絶対的に上映時間が足りないからだ。製作側は猛反省して、これ以上中途半端な大作もどきを作るのは止めにして欲しいと思う。
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