なーんかオリバー・ストーンと似てるなぁと思ったら、撮影は同じ人だった。ポップでキャッチーな音楽の使い方まで似ている。「カジノ」の前年の「ナチュラル・ボーン・キラーズ」あたりとは、暴力描写の過激さまで印象が似ている。

３人がそれぞれに熱いテンションだが、意外にも一番印象深いのはジョー・ペシ。キャラになりきると言えばデニーロだが、「レイジング・ブル」のコンビと較べるとペシの方がガラリと役づくりが変わっていておいしい。デニーロは、どっちも嫉妬深い成功者ってかんじでちょっと似てる分損してる。２人が顔付き合わせてやり合う場面は見応え充分です。

最後は、破滅の美学でドラマチックに死んでいくのかと思ったら、ちと肩すかしなラストでしたが、これもアリでしょう。

これ見たら、ラスベガスにギャンブルしに行く人激減じゃない？でも巻き上げられるのわかってるのに、やりたいんだよね。特にルーレットとスロットマシン。