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[コメント] 俺たちに明日はない(1967/米)

犯罪=危険=どきドキ=性=生きている充実感。 いいオトコだったから。いいオンナだったから。 互いが煽ったから。
マグダラの阿闍世王

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







軽はずみの犯罪なのに軽蔑される自分の存在。 手っ取り早い現状打破でしか自分を誇示できなくなる。

最初は車を盗んだ。労務をサボるため、わざと怪我。

犯罪をする人の罪の意識は低い。普通の人が罪だと思っていても 犯罪者にはそれほどでもない。このギャップ。 改心せずに刑務所を出たら、心に抱くのは恨み。復讐心。 特定の個人でない社会(自分を犯罪者に仕立てた)に対して。

犯罪者は逮捕され、処罰される。それを知っているからこそ、 犯罪を重ね、逃げた。許してくれればやめたのに・・・。 でもそれを許していてはルールのない疑心暗鬼の社会になる。 社会は犯罪者に厳しく、犯罪者は社会に復讐心を抱く。

男に女が加わってさらにエスカレート。女は男を大胆にさせる。

女(フェイ)もつまらない生活から抜け出したかった。投げやり日常。 出会ったイイ男(ウォーレン)に心が読まれていく快感。 「もっと私のコト当ててみて・・・」理解してくれた、受け入れてくれた。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)けにろん[*] KADAGIO[*]

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