評価に困る1本。こういう映画って、豪華キャストを無駄遣いすればするほど評価が上がっちゃったりするから。これも見事に無駄遣い。素晴らしい。

大体あんだけ色んな人達が出演してて、生き残るのがトム・ジョーンズって。誰も望んでないっつーの。きっとみんな自分の死ぬシーンにはこだわったんだろうね。「太陽に吠えろ」みたいだ。

恐らく大したテーマもないまま作っているんであろう作品に、論理的評価をしてもしょうがないので、造型・テンション・下らなさに点数をあげます。久々のマーチン・ショートもいやらしくて良かった。

逆に減点は、ちょっと冗長な展開。見せたいものが多かったんだろうけど、これならもうちょっと締まった展開にしても良かったと思う。あとは趣味の悪さかな。犬が死ぬのはちょっと引くんです。マイケル・J・フォックスなんかも彼女のために死んだのに思い出されもしないし。ちょっと可哀想。