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[コメント] 眠狂四郎多情剣(1966/日)
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★3屈服のよろこびを消化できず恐慌する乙女心の心象が、江戸近郊をパッチワークのような魔空間へと歪めていく。失恋の趣き濃厚な顛末とやっと恋ができたという淡い達成感を、雷蔵の助平顔と戸田皓久の笑わない目が祝福する。 (disjunctive)[投票(1)]
★3演出は良いんだが、なにより物語が悪い。 [review] (甘崎庵)[投票]
★4このシリーズでは三隅研次の『勝負』『無頼剣』に次ぐ傑作。低予算早撮りの濫造される状況で、いかに自分の色を作品に出していくか。たまにこういうものがあるから、プログラムピクチャーを観るのが止められない。 (赤い戦車)[投票]
★4恐るべし井上昭。殆ど全てのカットが実によく考えられている。気合入りまくりの構図、格子や戸や木立などでマスキングされた画面。歩く人物の横移動トラベリングも目を引くし、また手持ちのセンスもいい。 [review] (ゑぎ)[投票(3)]
★3姫、お面からケロイドがはみ出してますぞ。 (黒魔羅)[投票]
★3なんというかテクニック満載な眠狂四郎ですな。絵は技巧に走るが、物語は、権力を笠に着て無茶苦茶するブサイクな女の人を成敗するというとても気分の悪いものなので楽しくない。 (ハム)[投票]
★4冒頭の暗殺宣言から、カメラは物語を綴るのではなく徹底して「映画」を描く。人物たちは、極端に強調された画面の奥行きや、左右の広さという距離を頻繁に出入りし、また潜むように固定されたカメラ視点が、ある時には手持ちとなって重層的に人物を追い続ける。 [review] (ぽんしゅう)[投票]
★3カメラワークの無駄な衒い。素直にカメラを引けばいいものを固定してぶつ切りのまま引いたり、アオリや斜角度等等あちこちから撮ってはいるが、如何せん奇を衒う以外の何の効果も作品にもたらしてはいない。ストーリー的には珍しく青臭く怒る狂四郎が見られるのが興味深い。 (水那岐)[投票]