[コメント] スターシップ・トゥルーパーズ(1997/米)
どのアングルでも、安っぽいソープオペラかクズCMのような絵が完璧につくれるバーホーベン。「バッタ道」を精進せよ。
これはバッタもん収集映画だ。
AV(女優+男優)顔の収集からはじまり、学園ドラマ、近未来、恋愛、家族愛、エログロ、裸体シャワーシーン、戦争、SF、ゲーム感覚。手広く広げた守備範囲。
しかし、すべての分野でばかばかしいほど「安っぽい」。
エログロ・ナンセンスと呼ぶには薄っぺら過ぎ、ダークな笑いもわかりやすすぎ。おバカ映画と呼ぶにも、「芥溜の美」が致命的に欠けている。
なぜならばこれはバッタ道を極める「バッタ映画」だからなのである(ほめている)。
「バッタもん」の一例:新聞の折り込みチラシのガイジン下着モデル(ラクダとか猿股とか、オバシャツを着ているようなやつ)、ヘアダイの箱で微笑む美人モデル(どこかほんの少しズレた美人が多い)など。
これはこれでひとつの分野だと思う。というか、思わされた。無理やり。
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