[コメント] スターシップ・トゥルーパーズ(1997/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
原作を読んでないので映画を見ての感想。
根底にあるのはもちろん戦争。
政府は流すよ、戦意高揚CM。
「さあ、戦争だ!!」
「君も戦争に行こう!!」
その上に乗っかって青春ドラマが展開されていくんだね。
涙有り、笑い有り、の素晴らしく陳腐なドラマがそれっぽく。
大事な人が死にました。
でも、大丈夫。
過ぎたことは過ぎたこと。
虫をぶち殺せばオールオーケー。
だって戦争なんだもん。
そして、要所で流れる戦意高揚CM。
「君も戦争に行こう!!」
バーホーベンが視聴者に
「笑えるものなら笑ってみろ」
「もしかして感動しちゃったか?」
「戦争はよくないんでしょーよ?」
「ほらほら、矛盾だらけのストーリーだぜ?」
と言っているわけだ。
しかし、戦争は良くないとは決して言わない。
「君も戦争に行こう!!」
僕たちは映画を見て笑っています。
しかし、もしかしたら映画が僕たちを笑っているのかもしれませんよ?
随分、油断の出来ない映画だとは思いませんか?
-----補足-----
だからといって、反戦映画として見ると一気につまらなくなる。
バーホーベンとブラックさ加減を勝負する気持で見るが吉。
-----追記(3月20日)-----
この映画を批評家は酷評しました。
みんなハリウッドは大好きなのに。
閑話休題。
『スターシップ・トゥルーパーズ』がどうやって作られているか。
まさにハリウッド式。
金掛けて、派手なCG使って、戦争に恋愛、戦う国家エトセトラ。
すごく、ひじょうに、極めてハリウッド。
そんな映画を酷評すると言うことは・・・。
批評家さん達は自分を酷評しているようなもの。
バーホーベンの笑ってる顔が見えてきそうだ。
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