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[コメント] Uターン(1997/米)

何かの同時上映で観たのだが、ストーリーよりギラギラとした映像と雰囲気が印象に強く残る作品。白昼の街で捕われてしまうという乾いた切迫感がいい。この作品で初めてロペスを観て、ラテン系のパッションがセンセーショナルだった。
TOBBY

主人公のペンの無骨さと存在感が観ていて安心感を与えてくれる。若いスタイリッシュな役者が窮地に陥ってあたふたするのじゃ無意味。ペンの醸す適度な"悪さ"と適度な"落ち着き"がいいのである。

こんなオールスターキャストだった記憶は無いので、いつか観直したい作品のひとつでもある。

クライムを描いた場合に、都市と片田舎、都会と白昼では印象が大きく異なると思うのだが、都会のサスペンスには夜が似合い、田舎には本作の様に白昼が似合う気がする。

勝手にオリヴァー・ストーン作品と言うと、肩に力の入ったメッセージ色の色濃い作風のイメージがあり、観る方もパワーの居る印象があった。けれど本作の作風は気負いを感じさせず雰囲気に魅かれスーッとラスト迄観ることが出来る。

(評価:★3)

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