[コメント] マイライフ・アズ・ア・ドッグ(1985/スウェーデン)
イングマルの可愛さを大人が見て、自分の子供の頃を思い出させるものではなく。子供のための映画でもなく。今でも女の子と殴りあっている大人のための映画。か。全編に溢れる現実的な死と生の描写。淡々としたそれでいて力強いラストには心地よさで満たされる
子供の頃は、いろんなものと自分を較べましたよ。何もかもが自分よりマシに思えた。 しかし、どうみても、イングマルは幸せすぎる。 イングマルの 「スプートニクに乗せられて飢え死にしたライカ犬に比べれば僕はまだマシだ」 って、言葉としては美しいけれど。子供の頃の自分でも、今の自分でも、ライカ犬の方が全然マシだ。とかいい歳したわたしは思ってしまうけど。 イングマルが仲間に恵まれ、充分幸せそうに見えてしまうのは、彼の想像力のおかげなのかも。
想像力だけが、人を救う。とか書いてみる。
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