[コメント] モンタナの風に抱かれて(1998/米)
しかし、ヨハンソンって子供の頃から性格きつい役やってたのね。それが彼女の売りか?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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“癒し”に関わる物語。現在アニマル・セラピーと言って動物を用いたカウンセリング方法があるが、そうでなくても人間関係に疲れた時など、動物と一緒にいると心が安らぐというのは実際あること。本作の特徴として、癒されるのは人間だけでなく、動物の癒しを通して人も又癒されていくという点にあるだろう。そのユニークな設定は面白いし、かつてカウンセリングを紹介した『普通の人々』(1980)でオスカーを得ているだけに、レッドフォード監督の着眼点はとても良い。
ただ、本作は設定云々より本作の最大の売りはモンタナの大自然に抱かれ、躍動感溢れる馬の描写にある。動物をここまで綺麗に撮影できたって事だけでも充分評価に足る作品だろう。実際それらを観ているだけでも結構気分良くなってくる。
ただ一方、そのカウンセリングから離れてしまうと、物語自体は、「単なる不倫ものじゃねえか」で終わってしまうのが残念と言えば残念。折角癒しを主眼としたのだから、娘の方をもっと主眼にして然りだったんじゃないかな?ひょっとしてレッドフォードは自分自身をセックス・アピールの塊として観て欲しかったの?それはもう良いよ。監督に専念して主演を変えるか、退いてくれれば良かったんだけどなあ。
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