この映画の企業戦略には並はずれた市場調査と販売努力があったと思います。

過去の角川映画などを例とする大ヒット映画は、その内容のもろさがあって、歴史に残りにくい面がありましたが、この映画はこの映画なりに内容も充実していたし（歴史に残るかどうかは別として）大健闘したと思います。

これからの映画をソフトとして販売するのに、テレビやインターネットなどを最大限利用して投資することは映画ファンとして歓迎できることだし、映画館で見うる映画としての特殊性をもっと生かして頂きたいと思います。

印象的なシーンをひとつだけ言いますと『天国と地獄』を彷彿させるシーンがありましたね。

映画を多く見ている人の作品は楽しいですね。たくさんのシーンに映画の歴史が刻まれています。

この映画の幼稚さとは裏腹な、作り手の過去の映画ファンぶりが伝わって、とても楽しく見ることができました。