[コメント] ジョー・ブラックをよろしく(1998/米)
原題「Meet Joe Black」は登場人物それぞれの立場からみてのタイトル,邦題「ジョー・ブラック "を" よろしく」は父親からみてのタイトルか? だとすると…
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
原題はなかなか巧いと思う。ジョー・ブラックにかかわるヒロインや父親をはじめとする登場人物それぞれが,ジョー・ブラックとの出会いによって,程度の差こそあれ運命を左右されるということを見事に暗示しているようだ。
一方,邦題はたぶん,ジョー・ブラックと最初に出会い彼の正体も知っている父親が,彼 "を" 他の人たちに紹介するというイメージでつけられたのだろう。これも悪くはないが,当初「ジョー・ブラック "に" よろしく」だと思ってた人もいたようで結構わかりづらいし,父親が彼を娘や仲間に紹介するという直接的なイメージに固定されてしまい,ともするとヒロインとジョー・ブラックの恋愛だけに注目しがちになってしまうような気がする。だから,ジョー・ブラックとの様々な出会いを自然に,かつストレートに暗示している原題の方がいい。
内容は,ブラッド・ピットが結構好演していて,なかなか良かったが,はっきり言ってちょっと長過ぎるし,ストーリーにも無理があったと思う。無駄なシーンを削って2時間ちょっとにした方がいいと思う。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。