[コメント] ガープの世界(1982/米)
わたしが知りうるかぎり最もオープニングの美しい映画。
何度も見返すほどに、この映画は、"When I'm Sixty-four"が流れる彼の笑顔にすべてが凝縮されていることに気づく。そして、心の鐘をキュワアンと鳴らされた者はあることを誓う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
わたしは断言するよ。ビートルズ曲を使って、成功した映画はこの映画だけだと。
あの赤ん坊であるガープの笑顔にすべてが詰まっている。あの笑顔に、何度も知り尽くしたはずのガープの世界が映されていることに気づく。
「ぼくが64歳のときに」
一緒に年をとろう 64歳になっても 君を愛すよ 僕を愛しておくれ ♪
それは、母からしてみれば、最初から叶わないと知っていた「64歳に一緒にいる」ということ。 そして、ガープからしてみれば、最後になって叶わなくなる「64歳に一緒にいること」だ。
そして、映画を観ている者からしてみれば、「一緒に歳をとりたいよ 64歳になるまで」と誓わせるんだ。
そんな最高のオープニングとエンディング映画だ。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (14 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。