[コメント] パパラッチ(1998/仏)
故ダイアナ妃の事故で公開が延期されたという曰くつきの作品。
パパラッチにも、その人なりの“人生”があるという、当たり前のことに目を向けた佳作。この映画は、当のパパラッチが観ても‘痛い’だろう。パパラッチの覗くファインダーを逆から覗き、背後に広がる‘時代’を切り取ってみせる。やっぱり映画にはかなわねえ、と感じさせられた。
安易なパパラッチ批判にも陥らず、さりとて立場を擁護するわけでもないバランス感覚が良い。‘人間のクズ’を演じる主人公(バンサン・ランドン)の演技だけでも見る価値あり。
85/100(01/01/24記)
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