●とても悲しいストーリーだけど、二人の少年の「友情と冒険」が力強いからとってもすがすがしい気持ちになりました。

●とにかくキーラン・カルキンの演技が凄い！。並みの役者が杖持って、背中まげて、メガネかけても、誰もケヴィンにはなれません。脱帽！。すっぴんのシャロン・ストーンの優しい母親役も素敵。もっとこの作品の演技を評価されてもいいのに。ジリアン・アンダーソンは、スカリー捜査官の面影が全く無くてよかったです。エルデン・ヘンソンの父親役のジェームス・ガンドルフィーニは、一見ただの変態オヤジに見えるけど、悪人のくせして息子に対する愛情が感じられてよかったです。祖父母役の二人、うらやましいキャスティングですね。

●場面としては、ケヴィンがマックスに肩車されて、大きな橋の上を、円卓の騎士たちと行進するシーンが圧巻。このときに流れるスティングの主題歌の訳詞がテロップで出るところがすばらしかった。ほんとうにこれこそが「主題歌だ！」と思います。