[コメント] パルプ・フィクション(1994/米)
追い込まれて切羽詰まった人間同士が言葉だけを武器に応酬するという状況だからこそ、会話劇としての面白さに妙味が増す。時制と人称を複雑に入り組ませた構成で、それぞれの登場人物の置かれたシチュエーションが分かるだけに可笑しいのだ。
その点で、言葉よりも肉体が前面に出るブルース・ウィリスのパートだけやや中だるみを感じる。
ユマ・サーマン、”掃除屋ウルフ”ハーヴェイ・カイテルがキャラクタとして印象深いが、そこに絡むジョン・トラヴォルタの受けの演技も特筆。
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