[コメント] オープン・ユア・アイズ(1997/仏=スペイン)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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主人公が同情するにも同情のしようの無い描き方なので、感情移入がなかなか難しい。そのせいでテーマが「人間やっぱ顔よ、顔」って言われているような気がするんだけれど、気のせいでしょうか?
そうは言いつつも予想以上に面白いと思いました。何が夢で何が現実か分からない混乱が快感。 そしてラストシーンのビルの屋上の景色が良かった。観ている自分も「この青空が・・この街が・・現実じゃないの?何が現実なの!?」って思ったもの。・・・あの青空は良かったなぁ。精神科医はなんだか可哀想で泣けてくるし・・実在しないと分かっても。途中ヤケに精神科医に焦点を当てるなと思ったら、これを狙ってたのね。
あとは記憶がアイデンティティーを作っているとか、記憶とアイデンティティーの関係とか、その辺は考えるとやはり面白いです。自分が自分であるということは、「魂」でもなく「個性」でもなく、その「記憶」であるんだなと改めて考えさせられます。こっちのテーマは好きです。
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