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[コメント] 宇宙大戦争(1959/日)

終盤の宇宙船と軍の戦闘機との襲撃や東京の街を破壊する宇宙船の特撮はなかなか迫力がある。
わっこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







宇宙人との戦争を描いたSF映画。

内容的には『アルマゲドン』『ディープ・インパクト』といったSF映画の先駆けのような感じで、映画としては演出や特撮、役者の演技などまずまず見応えがある。この映画は宇宙人襲撃の際に各国が協力し合うという世界平和的な部分を見せながらもやっていることは結局過去の戦争と大して変わらないという反戦的なメッセージが込められているように思う。

序盤から中盤までの展開がやや単調なため、少々テンポの悪さを感じてしまうのが難点。いくら特撮の出来が良くてもこれでは映画の盛り上がりに欠けてしまう。しかし終盤の宇宙船と軍の戦闘機の襲撃と宇宙船が東京の街を破壊するシーンの特撮はなかなか迫力があり悪くない。

後、宇宙ステーションを破壊するスピップ号の船員たちのエピソードも団体行動が多く、いつ宇宙人に洗脳されるかもしれないという緊迫感にやや欠けている。敵の宇宙人も造形からして可愛らしいし、あまり出番もないため悪役ぶりを今ひとつ発揮できずに終わってしまった感がある。

月面の宇宙ステーションから主人公たちが脱出する際にナタール人に洗脳されていた岩村が単身敵に挑んで仲間を逃がすところはかっこよかった。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)アルシュ[*]

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