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[コメント] 電送人間(1960/日)

戦後14年。キャバレーDAIHONEI
ぱーこ

この時私は小学校6年生。敗戦時の出来事をいまだに引きずって復讐する犯人。軍の開発する殺人兵器。鉄人28号もそうでした。認識票を送りつける予告殺人。発想といい、進行といいいかにも昭和30年代。SONYのリール式テープコーダーとか、器具類のメ−ターとか、低予算の方がかえって当時をしのびやすい。

もとネタはフランスSFの「蠅」だと思われる。アメリカでリメイクも含めて3本ほど撮られている。戦後の話になってしまうところがいかにも敗戦国日本。操車場で犯人を追いかける夜中の描写(暗い青い空を背景のシルエット)とか電送器のある実験室とか、画面もなかなか凝った作りだった。ほどほどに楽しめた。

(評価:★3)

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