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[コメント] アイズ ワイド シャット(1999/米)

「神」の視点から見た夫婦関係。(コメント変更 2002.8.3)
グラント・リー・バッファロー

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







キューブリック作品なんだから、各人物に共感するものではないだろう。

何の予備情報も得ていなかったので、件のシーンは純粋に驚いた。それよりもその前の、件のシーンを予兆させる夜の街や、あんなことがあった後の何事もなかったかのような朝帰りのシーンなどは想像力を喚起させてくれた。

とはいえ、やっぱり最後の最後までキューブリックの(世界への)箱庭的感覚とは肌があわなかった。

(追記)

タイトルなどはじめ気にしていなかったが、よくよく考えてみれば、トム・クルーズの束の間の、性の徘徊=妻への不義に対して、「眼をつぶってやれ」という意味のように思えてきた。(そんなの周知の事実だったのかもしれないが)ニコール・キッドマンの最後のセリフはそういうニュアンスなのか?だとしたら「コメディー」という解釈にある程度うなずける。

*ちなみに"have one's eyes wide open"は「油断のない、如才のない」という熟語。ということはその逆の「うかつ」ということでもあるのだろう。

(評価:★3)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)きわ[*] ぱーこ[*]

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