あ、別に『レオン』『シュリ』が嫌いなわけじゃなくて、こっちの方が好きってだけですよ。

お恥ずかしながら、自分は後半泣きっぱなしでした。最近、これほど泣いた映画は少ないです。彼の映画は悲壮感漂う中に強い希望が感じられ、見た後になんとも言えない切ない気持ちが強く残ります。

ダサカッコイイ熱い男の美学が描かれるジョン・ウーの『男たちの挽歌』とは違った、渋く切なく描かれる男達の姿。そして、二人の死に行く男をレオン･ライ、ラウ･チンワンが見事に演じきっている。

私的アカデミー賞（謎）、6部門に輝く最高傑作。