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[コメント] 螢川(1987/日)

日本の良い和の部分をきちんと描写してあり、「蛍」というキーワードで物語が進行するのがドラマチック。良き母親役の十朱幸代が綺麗かつ優しさを滲ませて好演。この作品はもっと評価されるべき。
TOBBY

宮本輝原作の映画化。少年の目を通し描いた当時の日本の風土や、思春期の想い、父親三國連太郎の存在や母十朱の像が丁寧に描かれています。ヒロインの沢田玉恵と主役の坂詰貴之(3代目あばれはっちゃく)がコーマシャル過ぎずリアルで良いです。これ観てロケの富山県って日本らしい香りが残っていて程よい田舎でいいなぁと憧れた思い出が・・。この作品のCGの使われ方は俺は評価しています。大林監督が描こうとしていつもどこかピントずらしてしまう日本らしさ、郷愁感、センチメンタリズムと日常の中の幻想みたいなニュアンスをこの監督はこの作品で描ききってしまう事に成功したかも。殿山泰司は皆さんおっしゃる通り脇でもピシッと作品を締めてくれています。こういう作品をじゃんじゃん邦画界は創るべきっ!!。誰もが思い当たりそな各エピソード・シーンも胸に迫るはず。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)マグダラの阿闍世王[*] tkcrows ぽんしゅう[*]

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