[コメント] 五月の七日間(1964/米)
今から見るとあんなちゃちいセットでも、けっこういい感じでワクワクさせてもらった。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
制作された時期が、キューバ危機(1962)のすぐ後であるという時代背景を考えると感慨深いものがある。「強硬派」による政府転覆という陰謀物語は、東西冷戦の緊張が高まっている最中では、よりリアリティを持って観客に迫ったのではないだろうか。
同時期に作られた映画には、『渚にて』、『博士の異常な愛情』、『未知への飛行』という風に冷戦そのものに直結する題材を描いたものが多いが、この映画も大きな影響を受けているようだ。
終盤、大統領のセリフで、「敵は彼ではない、核時代という時代だ」とか(うろ覚え)言っていたことにもそれは見られる。
今見ると、俳優たちの熱演が光るものの、まあ普通の映画という感じがしないでもない。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。