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[コメント] ブラック・サンデー(1977/米)
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★5この充実! フランケンハイマーの繊細な豪腕が物語の無茶に映画感を充実させる。緻密にダイナミックなサスペンス。容赦ない暴力が突きつける無力感と背徳的な陶酔。銃撃戦で、パニック・シーンで、ぶっきらぼうなロングショットが綴るアクションの興奮。格納庫の無数の穴から差し込む光のこの世ならざる美しさ。 [review] (3819695)[投票(7)]
★5諜報やテロリストの兵器描写や作戦描写、アクションの乾いた描写全てに美学溢れる。このスペクタクル溢れる画面を観る喜び。 [review] (t3b)[投票(5)]
★51974年。東京丸の内でテロによる三菱重工ビル爆破事件が発生した。以後数年、日本はテロという言葉に緊張を強いられた。3年後、私はこの映画を試写会で観た。そして映画は公開直前に脅迫を受け、上映できなかった。今、こうしてこの映画を観られる幸せ。身近なテロを感じた最初の出来事だった。 (tkcrows)[投票(3)]
★5湯水のようにお金を使って、時間を使って、労力を使って…。映画にこれほどまでに芳醇な時代があったのかとしみじみ思う。(2011/02) (秦野さくら)[投票(1)]
★5ジャッカルの日に匹敵する追う者と追われる者のせめぎ合い。マルト・ケラー演ずる狂信的女テロリストに鼓舞されその気になるベトナムで精神を病んでしまった復員兵ブルース・ダーン。彼らの計画を阻止しようとするモサド機関少佐ロバート・ショウ。彼ら3人の生涯ベスト演技合戦を見よ! (フランコ)[投票(1)]
★5フランケンハイマー印全快! テロリスト役のブルース・ダーン、はまりすぎだぜ。 (AONI)[投票(1)]
★570年代らしい地に足の着いた、乾いたタッチがたまらない。主役3人がまさにハマリ役と言える好演を見せる。 [review] (パピヨン)[投票]
★5いや〜〜、 The Best of フランケンハイマーでしょう。 すばらしい!! 『フレンチ・コネクション』に関してはウィリアム・フリードキンのほうが正直燃えたけど、これなら対抗できる。 (ニシザワ)[投票]
★5渋い映画。これと『ジャッカルの日』はホントに渋い! (Henri Le Dix)[投票]
★4アメリカの一大事にアメリカ人が全然活躍しないで(というかテロリストがアメリカ人)、イスラエル人が奮闘する(しかもとても人道的とは言えない手法で)という倒錯的な娯楽映画。 [review] (ジョー・チップ)[投票(8)]
★4原作と監督のスタンスの匙加減がいいのだろう。『ミュンヘン』で感じたような致命的違和感がここにはなかった。大義を巡る要点は整理されて過不足ない。素っ気ないタイトルバックやお偉いさんがぶつぶつ呟く会議、襲撃シーンのドライさ。一方で、隠しても隠しきれないウエットさが滲むテロ首謀者二名の造形。安易に形容しがたい「特殊」な 結びつき。滲ませない演出、滲んじゃう部分双方に惹かれる。「音」への気配りも◎。 (DSCH)[投票(3)]
★4ブルース・ダーン演じるアラブ過激派に加担するアメリカ人の描き方は原作に比べれば随分類型的だと思う。しかし、前半から中盤にかけてのサスペンスの盛り上げ方は一級品。とりわけ爆弾をテストする砂漠の格納庫のシーンは映画史上に残る美しいシーンだろう。本当に美しい。『レオン』の冒頭でもこのシーンがパクられている。 (ゑぎ)[投票(3)]
★4フランケンハイマー狂い咲きの時代 [review] (ペペロンチーノ)[投票(2)]
★4ブラック・セプテンバーがミュンヘン・オリンピックでの事件を起こして5年後の作品。当時観ることが出来た人はその緊張感に酔いしれることが出来ただろう。羨ましい。 [review] (甘崎庵)[投票(2)]
★4大仕掛けな飛行船テロの面白さ(非道徳的な表現だが映画だからいいだろう)を引き出した、そこに至るまでのサスペンス演出(兵器の殺戮効果を無数の穴で表現するという画的説得力!)が見事。役者陣の異様なテンションの高さも本作には必要不可欠なものと擁護したい。 (ナム太郎)[投票(1)]
★4テロリズムの娯楽化という、今日では非常に微妙な問題ではあるが、おおざっぱな演出がさえわたってなかなか面白い。リアルタイムで新聞広告に「爆破予告のため、上映中止」と出ていたのを覚えているが、日常的にテロの脅威にさらされている今となっては、そんなに真剣に向き合うような映画でもないと思う。 (サイモン64)[投票]
★4陸・海・空の追走劇。かなり硬派でラストは圧巻。 (わさび)[投票]
★4憎悪によるテロリズムを描くという点で鋭さをもった映画。何よりもテロそれ自体が目的と化したことの恐ろしさを正面から描き、さりげなく何がそうさせたのかも入れ、現代に通ずる普遍的な映画となった。 [review] (シーチキン)[投票]
★4めちゃくちゃ見応えのあるアクション映画。 (赤い戦車)[投票]
★4原作の結末と違う気がするが...  [review] (代参の男)[投票]
★4143分なのに長く感じない面白さ。欲を言えばフィクションなのだからラストは逆の展開が良かった。 (kt)[投票]
★4ロバート・ショウがいいのでテロリストにさほど感情移入しないですむ。 [review] (ハム)[投票]
★4いやー、ボーっと見てたら、のめり込みました。硬派。渋味。しかし、「現実は空想より奇なり」とはよくいったもんです。 (vito)[投票]
★4表情一つ変えずに人を撃ち殺していくマルト・ケラーにゾッとした。 (ドド)[投票]
★4ブルース・ダーンがちとクドい。だが、フランケンハイマー監督の骨太な演出や、コーエン兄弟の『ブラッドシンプル』で有名な「壁の弾痕から差し込む光」の先取りなど、見るべき点は多い。 (ガブリエルアン・カットグラ)[投票]
★4フランケンハイマーものとしては最高の部類。ロバート・ショウもなかなか渋い。 [review] (chokobo)[投票]
★4劇場のスクリーンで見たかったな。 (黒魔羅)[投票]
★3テロ首謀者2人の屈折したキャラ造形や、中盤迄の諜報戦にはまずまず見応えはあった。しかし、尺長すぎの感ありで、盛り上がるべきクライマックスに緊迫感の欠片も無くどうにも間延びしてる。カットバックの応酬も効果薄い。ギリギリの3点。 (クワドラAS)[投票(1)]
★3激渋アクション。 そして後10年はお蔵入り間違いなし。 ★3.5 [review] (たかやまひろふみ)[投票(1)]
★3フランケンハイマーのパレスチナへの被い切れない肩入れが際どい情感を産む。ケラーが負う被虐はダーンのそれと相乗され切ないまでの刹那を発散。だが、終盤のアクションシークェンスは正直力量が足りず茶番めく。寧ろそこに衝撃的失望を感じた。 (けにろん)[投票]
★3意志が武器となった女テロリストの徹底的強靭。存在意義を復讐に託すベトナム帰還兵の虚ろな執拗。破壊には抹殺という組織論理を貫くモサド大佐の非情。暴力の遠因を作りながらお祭り騒ぎに狂騒する米国民の能天気。硬軟のギャップが骨太のサスペンスを支える。 (ぽんしゅう)[投票]
★380,000人のエキストラを組織するというコンセプト自体は、『イントレランス』を持つハリウッドではそれほど斬新ではないのだが、それでも実録風映像感という意匠のもとで新鮮さが出た。時折被写体を見失いがちなキャメラを演じさせた小技にもくすりと笑わされる。 (ジェリー)[投票]
★38万人も殺そうとするとは残虐な! (たろ)[投票]
★3トマス・ハリスの原作にかなう訳はないが、ロバート・ショウが好きなので3点。 (丹下左膳)[投票]