[コメント] ナビィの恋(1999/日)
「縄をほどいたら僕と結婚してくれる?」
始まって間もなく、老夫婦二人の歩く姿で「う、まずい」と思い涙腺が緩んでくる。物語が動き出してからは、恵達のセリフにいちいち反応してぽろぽろ涙がこぼれるので、ハンカチを頬に当てっぱなし。純粋さ、ぎこちなさ、深い思いを目の当たりにして、ほとんど条件反射的である。恵達(登川誠仁)万歳。タオルハンカチ万歳。
60年前の悲恋にそんな伏線があったなんて。
ナビィと孫娘の奈々子、それぞれの三角関係とうたってはいるものの、奈々子の方の扱いは悪く言えば添え物。悪くはないのだけど、全体的に、"余計な"バックグラウンドについての説明はストイックなまでに省かれる。「ナビィの恋」に焦点を当てる意味ではそれもまたありか。
沖縄はイメージしていたより原色ではなく、もっと穏やかで、雨の日もあれば、曇りの日もあった。それがまた良い。
幸せな気持ちになる映画。
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