[コメント] 殺人に関する短いフィルム(1987/ポーランド)
現代の若者が転落する軌跡を描いた作品の中では一番リアリティを感じた。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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少年時代一緒に酒を飲んでいた友達が最愛の妹を撥ね殺し、そのトラウマから田舎を飛び出す少年。工場で労働者になるが都会には少年(青年)の居場所は無く、動物を虐待など悪い悪戯がエスカレートしていく。そしてついに…。本筋は最初はあまり見えず欲求不満のタクシー運転手、街をうろつくごろつき、弁護士になれた青年が淡々と流れる。青年がどう捕まったというような部分は割愛し死刑と殺人のシーンに多くの時間を費やしているが、ヨーロッパ映画独特の意味不明な間という感じは無く、日常生活同様人が物事に集中している部分に時間を割いているように思えた。監督が死刑反対論者かどうかは知らないが、あまり押し付けがましく無い点に好感が持てた。
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