[コメント] 海の上のピアニスト(1998/伊)
ピアノの美しい音色とピアノを誰よりも愛した繊細な男の話。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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彼は船の上にいながら陸の上の世界の醜さ、廃れていく人々の姿を見つづけていた。だからこそ、彼は自分の居場所に残った。それが死を意味しても降りることが出来なかった。 無限の鍵盤は自分には弾けない。たとえ多くの人が彼の音楽を愛してもそれは彼のものであって彼の居場所で奏でなければ意味が無い。友人にとってはあまりも悲しい彼の最期。でも友人は彼が最良の決断をしたことを知っている。彼を留めることはできない。
誰よりもピアノを愛し、決闘のシーンでは相手のピアノに惜しげなく涙を流し、美しい少女に心奪われでもプレゼントを渡すこともできない、そんな繊細な男をティム・ロスが素晴らしく熱演している。 別れのシーンでジョークを言うところがたまらなく泣けた。非情な爆発のシーンで号泣。
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