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[コメント] ゴーストタウンの決斗(1958/米)

 悪役が骨のある奴だと、観ているこっちもわくわくする。
にくじゃが

 ロバート・テイラー、クーパーにそっくり。見かけがね。話は『片目のジャック』を反対にしたような感じ。『片目のジャック』の方がパクっちゃったのか?

 悪役がすごくいい。あんなに嫌みったらしい奴なのに、憎みきれないところがある。南北戦争で負けたからああだこうだとか、おまえが裏切らなけりゃ今では俺だってこんなんだあんなんだとか、いちいち仮定法の夢を語る奴。そうか、おまいさんかわいそうにって思っちゃうところがある。

 対する保安官も誰にも言えない弱みがある。痛みを持つからこその孤独と寂しさを持つ二人、忘れたくても忘れられない過去を持つ二人、そんな二人が、忘れられた街、ゴーストタウンでのお互いの過去を葬る決闘。かっこいいのであります。

 文句を言うところといえば、婚約者若すぎ、保安官ちょいと年輩、まあそんなとこであります。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (2 人)おーい粗茶[*] ゑぎ[*]

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